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Tuesday
Sep142021

米国・トランプ元大統領について
(トランプ所有のニューヨーク州設立の複数の会社に対する解散命令)

■ 以前にトランプ元大統領に対する複数の裁判沙汰について簡単に述べましたが、その一つのニューヨーク州での会計関係の詐欺事件は間もなく第一審の判決が出るようです。注目すべきは損害賠償額が350億円なのか500億円以上になるのかという点です。しかもこれは罰金だけではなく、トランプ氏や彼の子供たち全てに関して、ニューヨーク州での経済・業務活動に対して強制停止を食らう強烈な行政処分となります。

これとは別に、女性に対する性被害では、既に裁判は終わっており確か10億円以上の損害賠償金を払う羽目になっていましたが、その後も、その女性に対する酷い誹謗・中傷を続けたために更に訴えられて、その裁判では、つい最近になって意図的で悪質な行動のために懲罰賠償金が100億円ほど課される結果となりました。その判決を不服に控訴する事が出来ますが、そのためにはまずは100億円ほどの資金を裁判所に支払う義務があり、ますますトランプ元大統領の資金繰りは困難になってくるようです。要するに、常識ある分別を持った普通の人間とは考えられないような行動と言動によって、自ら自分の首を絞めている結果になっているようです。本当にこれは驚くべきです。さすがアメリカなんだと驚いている場合ではないですね。(2024年2月11日)

■ 日本時間の本日、米国ニューヨーク州マンハッタン地区地方裁判所で、トランプ個人を含む複数の役員ならびに複数の関連会社に対して、詐欺の理由で、会社の解散命令ならびに賠償金の支払い命令が出ました。賠償金の額は別の裁判で金額を確定する事になるそうですが、当初の罪状では賠償金300億円ほどでしたが、金額はさらに増えて兆単位の金額になる事も予想されているとの事です。これは前代未聞の大きな出来事です。もちろんトランプ側は控訴できますので、控訴裁判所の判決が一審地方裁判所の判定を支持するのであれば、恐らく州の最高裁判所に控訴する事が推測されます。

ただこの一審の民事裁判判決はとてつもなく厳しい判決で、仮にこの判決が維持される事になれば、トランプとその家族や役員達は、12程存在する会社の解散のみならず、とてつもない賠償金の支払いを義務付けられる事になります。ちなみに詐欺と言う罪状ですが、これはトランプ所有の不動産に関して、融資を受ける過程でその評価額を増やすために、部屋の面積を2倍、3倍、もしくはある物件では7倍ほど多く見積り評価額を不正に上げて融資を受けていた事です。そして税金を払う時には、その評価額を随分少な目に申告すると言う、まあペテン師がやる事を平気でやっていたために州政府から裁判を起こされたわけです。いずれにしてもトランプの素性はペテン師と同じだし、この民事裁判とは別に少なくとも確か4つの刑事事件で起訴されているわけで、最終的にはオレンジ色のジャンプ・スーツを着てどこの刑務所に入るのかが大変興味深いと考えております。

日本のトランプ支持者の方達へ一言。MAGA共和党やFox News報道に騙されないように、正しい情報を得るようにして下さい。まあ日本の自民党は共和党支持なので、どうしても共和党よりの報道陣や論客が多いのが問題とは思いますが、我々日本人は共和党や民主党のいずれかを応援する必要がないので、中立的な立場からアメリカの政治を見るようにすると正しい情報に接する事が出来ると思います。(2023年9月27日)

雪国生活 (黒姫高原)
(除雪というバカげた作業)

■ 過去の2シーズンの冬は、林道の除雪に追われていましたが、よくよく考えたらそんな時間と労力・費用の無駄をするよりも、除雪しなくても通行できる方法がないものかと、色々思案を巡らせる2022年でしたが、とうとう最高の解決策が見つかりました。この解決策はスノーシューでした。雪深いところは人間でもスノーシューズさえつければ歩行が可能になるように、車にスノーシューズを装着すれば良いのです。そのような装置をカナダの会社が製造販売しているのです。商品名はQuickConnect/Track’NGo のようでした。

値段は安くはありませんが、日本で販売しているいわゆるスノー・トラックという三角形のキャタピラのような装置よりも、その性能と値段ではダントツで優れていると思います。そこで早速カナダの会社に注文を入れました。そして2022年の夏に我が家に到着しました。もちろん夏の間はそのまま車庫に保管して使う事はありませんでしたが、冬場は大活躍でした。どれだけ大雪が降っても確実に林道を走行する事が可能でした。この性能は、新潟の大原製作所と言う会社が作っている雪上車と同等のものであると確信しています。実際、この冬には林道を一度も除雪することなく、除雪された県道までスイスイと移動することが出来て本当に雪国の暮らしが楽になりました。本当に Track’NGo 様々でした。2023年の冬が楽しみです。(2023年4月30日)

日本のコロナ対策と政治の劣化

■ 昨年(2020年)の冬ごろから前代未聞のコロナ時代に突入しましたが、もう既に1年半以上も経過しているにも関わらず、内閣と官僚の対応はまるでドタバタ劇で、肝心の「検査、診断、隔離、治療」という基本がなっていなくて、いつも通りに官僚の既得権益(厚生省の医系技官系、aka*感染村)のために政策決定する事が日常茶飯事で、海外から見ると日本の政治は本当に劣化しています。 (aka = also known as)

ここで唯一助かっているのは、日本人の真面目な生活慣習とアジア人であるお陰でコロナによる死者数がある程度抑えられている事です。ただし現状ではアジア諸国の中では決して死者数が少ないとは言えませんし、むしろアジア諸国では日本の死者数は多すぎます。今後、死者数がこのまま増えていけば、いずれはアジア諸国で死者数がトップクラスになるのも時間の問題です。今の政府の対応では、速やかな収束などは期待出来ずあと2~3年は続くと推測されます。来年の冬にはまた逼迫した状態になる事が予想されます。

ところで、ここで特記すべき日本の愚策に触れてみます。まずは、(1)PCR検査の抑制、(2)また検査したとしても精度のより悪い抗原検査を空港検疫等で使っている事、要するに水際作戦の失敗、(3)さらに西洋と比べて比較的感染者数の少ない日本で医療崩壊を起こしてしまった事、そして極めつけは、(4)自宅放置と揶揄される自宅待機。これこそ日本の劣化を象徴する政府の愚策ですね。日本人としてこれほで腹立たしいものはないでしょう。ただこのような愚策に対して従順に従う日本人ってほんと我慢強い国民ですね。外国では、こんな事を国民に押し付けた政府と官僚に対しては、次の選挙で絶対に政権から引きずり下ろします。でも最近の日本の世論調査によると国民の半数ほどが未だ与党を支持するのだから、海外在住が長い筆者にとっては、日本人って大丈夫かなと思いますよ。

それと、日本では間違った情報がネットで拡散されているのが悲しくなりますよ。特にPCR検査不要説、米国での年末のPCR検査の終了説、ワクチン接種による将来の不妊陰謀論やら、幾多の陰謀論が米国の前大統領のトランプ陣営のデマによって日本まで拡散されており、そのような間違った情報に騙されている日本のトランプ支持者(勝ち組に寄り添いたい人達)には呆れます。勿論、ワクチンについては運の悪い人は接種したあと死んでしまう人もいますので、本当に一か八かの賭けのようなもので、死んでも自己責任として処理されるのかも知れず、打つべきか否かの判断は難しいですね。でも、ワクチンによって重症化がある程度防げるらしいので、やはり感染リスクが高い人は打った方が良いという結論ですね。筆者は寂れた山の中でひっそりと過ごしているのでまだ接種はしていません。逆に言うと、感染すると死亡する確率が相当高いので当分の間はここで籠って生活します。(2021年9月14日)

 国生活 (黒姫高原)
(コロナ時代)

■ 2014年8月以来、6年近く住んだ横浜市中区西竹之丸から、昨年の5月の末に遠い長野県の上水内郡信濃町にある野尻高沢地区に移り住みました。ここは黒姫高原の森の中で、基本的には古くから存在する別荘地の一角のようです。ただ、他に多くある別荘地はは普通は管理会社が運営・管理しているようですが、我が家の別荘地区はこのあたりで一番古い別荘地だそうで、そのためか管理会社は関与しておらず、また、時には煩わしい隣組組合もなく、休日に朝早くから草刈や掃除に駆り出される事もなく、とにかく「好きなまま」に生活ができるすばらしい場所であります。ただゴミの収集については、信濃町からゴミを取りに来てくれず、自分でゴミ焼却場へ車で持って行く必要があります。まあこれも慣れたら特に問題ではありません。

それよりも、ここは豪雪地帯で冬場は雪との戦いがあります。冬景色は本当に素晴らしいのですが、我が家から県道までは250メートルほどの簡易舗装された古い林道がありますが、ここを自分で除雪しなければなりません。時には一夜で80cmほど積もり、12月から雪が降り始め、3~4日に一度は「どか雪」が降り、3月ごろには2m80センチほど家の周りに積もります。そのため、2~3日に一度は高価なロータリ除雪機で雪を飛ばしながら家の前や車庫付近と山道を除雪していました。 そうしなければ生活が成り立ちません。 とにかく生まれて初めての雪国生活をこの冬に経験しました。ある時期には「これやばいな」と内心思いながら生活をしましたが、さずが除雪機は優れモノでした。とてつもなく積もった雪をことごとく綺麗に除雪するではありませんか。

ところで除雪機を買ったお陰で、以前から欲しいと思っていたAudi Quattroは後回しになりました。で20年落ちの安物のスバルに乗っています。5速マニュアル車ですが、こちらは車の数が少なくて何処でもスイスイなので、マニュアル車でも全く気にならず5速のマニュアル車を満喫しています。いずれ、5速か6速のマニュアルAudiを買おうと考えています。

少し寄り道しましたが、言いたかったのはコロナ時代にはこの場所で生活するのが最適であると心から感じている事です。訪問者も少なく他人と接触することはほぼなくて、コロナ対策上は理想的な場所であると考えています。でも時折、都会に出かける事があるため、その時は十分注意をしているつもりです。(2021年6月5日)

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